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ソリューション

自動補充発注システム「SCAOS(Sync Computer Aided Ordering System)」

過去の在庫数量や売上数量に基づいて基準在庫数量を設定し、基準在庫数量と
現在の売上、在庫数量をもとに自動的に発注時期や発注量を決定します。

一般的な補充発注方式

扱い商品の特性や発注単位、納品サイクルやリードタイムによって、自動化の方式に差が出てきます。
Sell one Buy one方式(売上ベースの定量発注)
商品の販売傾向が比較的一定(常に一定量在庫する)で、物流センターが整備されている場合に使用できますが(納品リードタイムを短く設定できる)、発注頻度が増え全体としての在庫量が多くなる傾向にあります。(季節変動が少ない日雑品やドラッグなど)
発注点方式(定量)
在庫ベースの発注点を設定し定量発注する方式で、発注点は平均日販と納品リードタイムと安全在庫から決定し、あらかじめ設定した数量を発注する方式で、製造業などの分野でも広く採用されています。
安全在庫を多めに設定する、全体として在庫量が多くなる傾向にあります。
この方式のメリット このような場合にオススメ
  • 発注経費の削減
  • 欠品の防止
  • 単価の安いもの
  • 需要が安定しているもの
  • 共通の部品
  • 手配期間が短いもの
  • 安定して手に入るもの
発注点 =(平均日販 × リードタイム)+ 安全在庫
販売予測発注方式(定期発注)
販売量を予測して発注量を計算して発注する方式で、発注量はリードタイム+発注サイクルと平均日販予測(期間販売予測)、安全在庫から在庫定数までの数量を発注する方式で、流通業などで広く採用されています。
発注サイクル単位に発注量を計算するため、処理に時間がかかります。特に販売予測の計算と精度がポイントで、季節変動などで数量を変動させる場合には工夫が必要です。
この方式のメリット このような場合にオススメ
  • 運転資金の節約
  • 高価なもの
  • 需要変動の大きいもの
  • 手配期間が長いもの
発注量 = 期間販売予測(or 予測日販 × リードタイム)+ 安全在庫 - 現在の在庫量

販売サイクルと傾向

製造業の自動発注と異なり、商品の在庫はライフサイクルや季節変動により変更させる必要があります。
変動要素
  • 曜日変動
    賞味期限の短い商品や日配品などは毎日納品のため、曜日別の発注量をコントロールする必要があります。
  • 気候変動
    当日の気温や天候によって販売数量が変化するため、勧告計算された発注量を適時補正する必要があります。
  • 季節変動
    商品の販売にトレンドがあり、立ち上がりと減少傾向があります。
販売傾向
過去数週間の同曜日の平均日販の変化と週販から、基準在庫と発注点を店舗・単品別に変動させます。

システム導入の前提条件

自動補充発注システム「SCAOS」の導入には以下の前提条件が必要です。
在庫精度
単品在庫精度が低いと正しく計算できません。
  1. POSの誤登録 (単品ごとにスキャンする)
  2. 入荷した商品と実際に販売する形態の不一致。ケース入荷をバラ売りする場合は在庫修正が必要。
  3. 仕入れ・返品・商品移動・廃棄処理の未処理(日々の確実な処理が必要)
システム的な対応
  1. 在庫管理システムの再構築
  2. 在庫照会機能の充実 (PC・PDA端末) 照会・修正可能
  3. 特売商品の自動発注除外登録・解除機能の追加(PDA端末)
  4. 棚割り登録機能の検討(PDA端末) 商品位置変更・フェイス数変更 など
商品部対応
  1. フェイス(陳列台帳)の見直し 最大陳列量を想定した陳列スペースが必要
  2. 商品の1発注単位数の見直し (販売量に対して1発注単位数が多い商品)
  3. 商品の入荷形状と販売形態での見直し (ビール ケース6缶入荷、6缶入荷、ケースバラ入荷)

全体構成