企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を成功させるためには、いきなり高度なデジタル活用に飛び込むのではなく、段階的な取り組みが欠かせません。まずは基盤となるIT化──紙や属人化した業務をシステム化・標準化することが出発点です。

次に、蓄積されたデータやシステムを横断的に活用できるようにするデジタル化の段階に進みます。ここで初めて、業務の効率化やデータ連携による新たな付加価値が見えてきます。 そして最終段階として、デジタル技術を活用してビジネスモデルそのものを変革するDX推進へと発展します。このステップに到達することで、企業は競争力を強化し、持続的な成長を実現できます。

SYNCは、この進化の各ステージに応じた最適な施策をご提案し、単なるシステム導入にとどまらず、「自社ならではの強みを活かすDX」の実現を支援します。DXの成功には、まず確実なIT化の基盤づくりが不可欠です。



DXとIT化の違いについて、5つのポイント

ポイント DX IT化
1. 目的の違い 企業のビジネスモデルやプロセスを根本的に改革し業務効率を向上させ、新たな付加価値を創出することが目的です。 業務の効率化や改善を目的として、既存の業務をITツールやシステムで支援すること で合理化・効率化します。
2. アプローチの違い 全体最適での変革を目指します。デジタル技術を活用し、データに基いたビジネス戦略・顧客ニーズに基づく変革を進めます。 現状の業務にITを導入して改善することに重点を置いています。業務の一部にITを導入して効率を上げることが主な目的です。
3. テクノロジーの使い方 AI・IoT・クラウド・データ分析などの最新技術を活用し、新しいビジネスモデルやサービスを創出します。 既存の業務プロセスを効率化するために、パソコンやソフトウェア、ネットワークなどのITツールを導入します。
4. 変化の範囲 ビジネス全体・組織文化・顧客との接点など、広範囲にわたる変革を含みます。 主に業務プロセスや部門単位での改善・業務効率の向上に注力します。
5. 成果の可視化 新しい収益源・付加価値・ビジネスモデルの創出、競争優位性の確立など長期的な成果を求めます。 短期的な効率化やコスト削減、作業の自動化など、即効的な成果が見えやすいです。


これらの違いから、DXはより広範囲で戦略的な変革を目指すのに対し、IT化は業務の効率化や改善を目的とした比較的狭い範囲での情報技術の導入となります。



DX推進サポート・導入支援


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統合データベース構築では、Microsoft社の Dataverseを評価中です。企業の各システムを統合し、生成AIを活用したローコードプラットフォーム(PowerPlatform / PowerApps + Dataverse)でどこまで可能か、企業で導入する際に残しておくべきドキュメントや仕様の作り方など、次世代EUC・DXに向けたあたらなステージを評価中です。共同検証にご興味ある企業様はぜひご連絡ください。




ツール・データ活用・分析

データ活用に関しては、SYNC関連会社や、協力会社とのコラボレーションにより、お客様のDX推進をお手伝いさせていただきます。


1.データ分析・BIツール

 R, Power BIなど → データ可視化と意思決定の迅速化。


 統計解析や専門的な分析手法は、:株式会社AreaVision(エリアビジョン)様との連携で、R / R-markdownなどにより、最適な統計手法や検定手法をご提供できます。

 BIによるダッシュボードは、:岩田システムコンサルタント様との連携で、Power BIの導入や活用支援をご提供できます。


2.クラウド基盤

 AWS, Microsoft Azureなど → 柔軟なスケーリングと先端サービス(AI/IoT/機械学習)利用。


3.アプリ開発(ローコード/ノーコード)

 Microsoft Power Apps, kintoneなど → 業務部門でもアプリを内製できる。


4.コラボレーションツール

 Microsoft Teams, Slack, Zoomなど → DXの基盤となる「情報共有」と「働き方改革」を実現。