ソリューション

無線PDA適応範囲

1. 発注作業
   売り場での発注業務は、LAN-WAN経由で本部へ直接登録することができます。従って従来のバッチ型端末のようにバックヤードへ戻り、ダウンロードする必要がありません。また、前週週販状況や、勧告発注ベースの数量確認も、PDA側での事前の特別なオペレーション（ダウンロードなど）なしにスムーズにオペレーションすることができるようになります。
2. 検収作業（入庫：仕入・受入／出庫：返品・払出）
   検収作業では、入荷検収や商品移動、返品時の検品などの検収作業があります、入荷検品では、ASN（事前出荷情報）を利用して、SCM検品・抜き打ち検品・全数検品などを様々な検品スタイルにリアルタイムに対応可能になります。これにより在庫生後の向上だけではなく、伝票確定のリードタイムを飛躍的に短縮でき、店舗別・部門別損益の迅速な把握や、結果的に全社的にはキャッシュフローの迅速な把握に貢献します。これは会社経営にとっては、非常に重要なポイントです。
3. 売価変更作業
   売り場における売価変更オペレーションが発生するような場合、売価変更伝票を起票した上で、ストアコントローラでＰＯＳ売価(PLU)の変更を行っている場合がほとんどですが、無線PDAを活用すると、この作業は、１回のオペレーションで完了します（PLU商品）。商品をスキャンして、新（旧）売価および、数量を登録し、さらにストアコントローラのＰＬＵマスタも同時の更新することができるようになります。
4. 廃棄作業
   レジを活用して、廃棄登録を行うことも可能ですが、同じことが無線PDAで可能になります。レジを活用する理由の１つにバーコードの活用があります。無線PDAでは、ストアコントローラを直接参照できるため、レジと同じオペレーションが可能です。したがって、営業時間中も廃棄のオペレーションが可能になるため、閉店時におけるレジの閉設作業を待たせることなく、廃棄作業を行うことができます。
5. 棚卸作業
   棚卸し作業においては、つけたて作業だけではなく、検査にも活用できます。つけたてされたデータはリアルタイムにサーバ上に登録されるため、検査作業はタイムロスなしに実行でき、商品の検索や売価のチェックも同時に行えるため、より高い棚卸し精度と、作業時間の短縮が可能になります。
6. 棚割・エンド展開支援
   ロケーション管理を行っているチェーンストアにおいては、商品の陳列を維持することにかなりの労力を投入している場合があります。季節商品の入替やエンドの展開時に、商品部の陳列指示に基づいて陳列変更を行った後に、PDAで商品を順にスキャンするだけで、陳列の確認や、サーバの陳列台帳 （オーダーブックなど）をリアルタイムに変更（反映）することができるようになります。
7. スキャンチェック
   通常の売価チェック（定番・特売）や、新店・改装時に、商品の売価チェックに強力なツールとします。ＰＯＳと同じマスタを参照するため、プライスカードの間違いや、ＰＯＰの売価ミスを事前にチェックすることができ、価格信頼性の向上に貢献します。一度失ってしまった価格信頼性を取り戻すのは大変なことで、特にノー値付けのオペレーションを行っているチェーンストアではいうまでもありません。
8. 生鮮生産実績管理
   生鮮部門（鮮魚・精肉）において、値付け機（はかり）からのデータ取得が可能な場合は、生産実績を元に、生鮮原料在庫管理が可能になりますが、無線PDAを使用すると同じことが可能になります。

※

オペレーション負荷がかかるため、本来は値付け機とのデータ連携をおすすめします。

このように、店舗でのオペレーションは無線PDAを活用することで、スピード＆精度の向上だけではなく、オペレーションコストダウンに貢献することができます。つまり、ＴＣＯの削減とともにＲＯＩも期待できるソリューションなのです。

導入例

株式会社 オギノ様

Bluetoothプリンタ情報

• ホームセンター（物流センター・店舗）…　DT5100（カシオ）使用
• 食品チェーンストア（店舗）　　　　　…　Pocket_i（NECインフロンティア）使用

チェーンストア向けSYNC-PDA商品管理支援システムは、すべてのWindowsCE 4.1の無線PDAでご利用頂けますので、従来のような作り込みではなく低価格で導入が可能です。

※

現在チェーンストアだけではなく、製造業の現場でも導入が進んでいます。